福岡県筑前町で毎年秋に開催される恒例行事「巨大わらかがし」
地域の農家さんたちの稲刈り後のわらを使い、巨大なわらの建造物を制作するこのイベントは、筑前町の秋の風物詩として多くの方に親しまれています。
そして2024年、筑前町の「巨大わらかがし」がついにギネス世界記録に認定されました!
その記録は「世界一大きなわら人形」。
地元の方々の情熱と技術が結集した見事な作品であり、私たち峰建設もその一翼を担うことができました。
峰建設の「骨組み製作」
わらかがしの魅力は、なんといってもその迫力あるスケールです。
しかし、わらだけで巨大な構造物を形づくるのは容易ではありません。
そのため、内部にはしっかりとした骨組み(フレーム)が必要です。
峰建設では、わらの重みや風雨への耐久性を考慮しながら、安全かつ形状を保てる構造設計と製作を担当しています。
高さや重さ、見た目のバランスを保ちつつ、地域おこしの若者集団「筑前若者会(ちくぜんわっかもんかい)」の方々が作業しやすいよう工夫を重ねています。
ときには設計図だけでは伝わらない部分を、現場で微調整しながら完成形をみんなでつくりあげました。
地域とともに築くものづくりの力
わらかがしプロジェクトへの参加は、私たちにとって単なる施工業務ではなく、地域の一員としての誇りを形にする仕事でもあります。
普段は住宅や施設の建設に携わっていますが、こうした地域イベントを支えることで、筑前町の文化や人のつながりを改めて感じることができます。
「わらかがし見に行ったよ!すごいね!」という言葉をいただけるのは、何よりの励みです。
わらかがしに関わったすべての方々と、同じ目標を共有し、ひとつの作品をつくりあげる過程は、まさに“ものづくりの原点”だと感じています。
これからも、地域とともに
今回のギネス世界記録は、筑前町の歴史に残る出来事となりました。
峰建設もその裏側で力になれたことを誇りに思います。
今後も私たちは、「地域に根ざした建設会社」として、住まいづくりやまちづくりを通じ、筑前町をより元気にする活動に取り組んでまいります。
わらかがしを見に来られた方が「こんなすごいものを地元で作っているんだ」と感じてくださるように、これからも確かな技術と信頼で、地域の未来を支えていきます。